現代の教養シリーズとして、はじめに高校生物の復習の記事を書きます。
理由としては、第一に、近年バイオミミクリーという、生物に類似した仕組みを技術に利用する観点が脚光を浴びているからです。それは単純に生物がもつ構造を流用するという観点から、生物の特徴である恒常性(ホメオスタシス)やそのためのネガティブフィードバックを技術に応用するなどの仕組化も含んでいます。
第二に、生物学の研究は二つの群に分けられた対象の間に有意な差があるかどうかを調べることが基本になりますが、こうした方法は社会科学でも有用です。さらに一般に統計的にしか命題は証明されないという観点も大事です。このようなとらえ方を知っておくことで、イデオロギーやデマゴギーに振り回されない教養を育むことができると考えています。
第三に、生物はいまだ解明されていないブラックボックスです。こうした対象を調べる方法として、なんらかの入力を行ってブラックボックスからの出力を調べる、という方法があります。この方法も社会科学において依然有用ですので、こうした観点からも生物を学ぶことが重要と考えています。
参考文献
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